最近では緑内障手術の新しい治療法として、極低侵襲緑内障手術(MIGS)が注目されており、当院でもiStent inject® Wという器具を用いた手術を行っております。
iStent inject® Wは2018年に米国のFDAで認可され、これまで多くの患者さんに使用されています。
国内では2019年に認可されています。iStent inject® Wはチタン製の非常に小さなステントであり、体の中に埋め込む医療器具の中では世界で一番小さい器具であるため、手術時の切開創が小さく縫合もほとんど行われません。そのため、手術時間も短く、手術による体(眼)への負担が少ない手術となっております。
シュレム管へ直接挿入することにより、房水の排出を促し眼圧を下げる事が期待できます。
iStent inject® Wを使用する場合、必ず白内障手術を同時に受ける必要があるため、白内障手術を受ける際の緑内障点眼薬の減薬をご希望される方が適応となります。
iStent を安全に挿入するためには特殊な技術が必要です。そのため、認定を受けた医師のみが手術を行うことができます。
当院長は、iStent認定医で米国GLAUKOS社の定めるトレーニングにて基準を満たしトレーニング修了証も交付されています。