CASIA2は
Asymmetry(非対称成分)やHigher order irregularity(高次不正乱視成分)は眼鏡やトーリック眼内レンズでは矯正できない角膜不正乱視です。フーリエ解析は矯正視力の低い原因が把握できるだけではなく、白内障術前のプレミアム眼内レンズの適応の判断にも有用です。
CASIA2の白内障術後検査では、手術による角膜形状変化や切開位置の角膜厚み、術前の水晶体の傾きに対するIOL挿入後の傾きの評価、さらに術前に狭隅角患者様の場合にはIOL挿入による隅角の開大度を評価でき、術後結果を視覚的に理解できます。
閉塞隅角緑内障や開放隅角緑内障の検査では、OCT像による観察診断だけではなく、隅角開大度(AOD)や隅角角度(TIA)、水晶体膨隆度(LV)等による数値での評価が可能です。