水晶体は眼の中でレンズの役割をする組織です。水晶体がにごると光が十分に通らなくなります。
もやがかかって見える、明るいところで眩しいなどの
症状が現れ、見えづらくなります。
白内障手術では水晶体の濁りを取り除き、人工の水晶体(眼内レンズ)を移植するという手術を行います。その他の部分に問題がなければ、視力低下の回復が期待できます。
切開します
当院は1.8~2.0mm 切開の極小切開白内障手術を行っています。
その小さな切り口から、超音波を利用して濁った水晶体を吸い出します。
にごった水晶体を砕いて吸い出します
水晶体を取り除いた部分に、眼内レンズ(人工水晶体)を挿入して、
視力回復させます。
※眼内レンズの度数は、手術前に検査し患者さんに合わせて決定します。
眼内レンズを挿入します
糸などは使用せず無縫合での治療となります。
挿入するレンズには多焦点眼内レンズや単焦点眼内レンズの2種類があります。
手術後、翌日から車の運転簡単な仕事などの日常生活をおくることができます。ただし、運動を伴う激しい動きや洗顔洗髪などは医師の許可をえてから行ってください。
入院をご希望の方はご相談ください。
低濃度笑気ガス麻酔とは、子どもの歯科治療や無痛分娩にも幅広く用いられる、安全性の高い麻酔方法です。
恐怖心や不安感から解放され、リラックスした状態で手術を受けていただくことができます。
Q
意識がなくなったり、眠ってしまったりするのでしょうか?
A
全身麻酔と違って意識を失ったり、眠ってしまったりすることはありません。
Q
どのような場合に低濃度笑気ガス麻酔を使うのでしょうか?
A
目の治療に恐怖心・不安感を持っている方、痛みを感じやすい方、緊張や眩しさで目を強く閉じてしまい治療が不可能となる方。
Q
副作用はないのでしょうか?
A
笑気ガスは体内で分解されることなく、吸入をやめるとすぐにそのまま排出されるので、呼吸器系、肝臓、腎臓、代謝系などに負担がかかりません。
ただし、妊娠初期の方、鼻閉塞のある方、気胸の方、ビタミンB12欠乏症の方などには適していません。
詳しくは医師にご相談ください。
※非常にまれではありますが、吐き気、四肢の脱力などの症状を感じる方がおられます。